モバイルゲームの分野では非常に好調な売れ行きを果たしているgloopsですが、現在の経営陣は韓国系のオンラインゲーム企業になっていますが、もともとは日本人が創業した会社です。その創業者の名前は、梶原吉広さんという方で、現在はシンガポールで事業を行っている実業家だといいます。
梶原吉広さんは北九州市出身で、もともとの志望はファッションデザイナーになる事だったそうです。高校を卒業後に一度服飾の専門学校に入学し、ファッションの勉強をはじめたそうです。ですが、自分が目指していたファッションデザイナーの道に進む人よりも、ショップ店員になる人の方が卒業生の中では多いということを知り、ファッションの道をあきらめる選択をしたそうです。
ファッションデザイナーとしての夢をあきらめた梶原吉広さんですが、300万円の資金を集め、友人3人と共に現在のgloopsの前身となる有限会社グローバルメディアソリューションを設立したそうです。モバイルゲームの分野で非常に成功しているgloopsですが、梶原吉広さんが当初設立したグローバルメディアソリューションは、広告代理店として設立されています。インターネットやゲームとは全く無関係の紙の広告を取り扱う会社だったそうです。
2005年に会社を設立後、運命の転機となるのは3年後に梶原吉広がソーシャルゲームに出会ったことがきっかけだったようです。これを事業としたら面白いのではないかという梶原吉広のひらめきにより、SNSの分野へと参入していったそうです。思い切りの良さや行動力というのは、梶原吉広の最大の特徴というべきことのようです。SNSの分野への参入も当初はなかなかうまく軌道に乗らない日々だったようです。が、2009年に大ヒットモバイルゲームである「渋谷クエスト」のリリースにより、その活躍が一気に注目されることになったそうです。
梶原吉広さんたち3人が始めた会社が、150名のスタッフが働く企業に成長し、さらに社名も現在の株式会社gloopsに代わり、事業は順調に成長をしていくことになります。ところが、梶原吉広さんは2012年にこのgloopsを韓国系のオンラインゲーム企業に売却をしてしまったそうです。ただ、gloopsを売却したことで梶原吉広は多額の資産を持つ資産家となり、その後シンガポールに渡ってシンガポールで新しい事業を始めたということです。
ここにも梶原吉広さんの思い切りの良さや行動力が表れているように感じられますね。現在もシンガポールに在住し、事業を行っているそうですよ。
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